ABOUT US

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海藻を、新たに。

食卓をおいしく味つけする

 

seaweed specialty store

三陸の稀少海藻をお届けする専門店

SEASON

 

海藻の新たな価値を再発見するseaweed specialty store SEASON(シーズン)は、自社で育てた稀少海藻をお届けする専門店です。

 

三陸の母なる海で育てた稀少海藻を素材に、地域の優れた食材と組み合わせた商品を展開するサステナブルブランドを2020年に立ち上げました。
これまでの海藻とは違った、別の視点からスポットライトを当て、新たな魅力を発見し、皆様へお届けすることをミッションに掲げています。

 

いま、なぜ海藻なのか

世界には、およそ10,000種以上の海藻が存在することをご存知でしょうか。日本だけでも約2,000種類もの海藻が各地に自生しています。

二酸化炭素の吸収は、陸上植物よりも海洋の海藻をはじめとした藻類が担っていることはあまり知られていない事実です。

海藻の起原は古く、そのルーツは30億年以上も前に遡ります。

今では、スピルリナなどの微細藻類、赤や緑、茶など鮮やかな海藻類が多く存在し、多種多様な種に分岐しています。

そして、海藻は私たちの生活や暮らしにも欠かすことのできない大切な存在でもあるのです。

例えば、ソフトクリームの滑らかさを生み出したり、家畜の飼料にしたり、作物の畑に肥料として撒いたり…。海藻は、私たちの知らないところで暮らしを支えています。

 

海藻食文化を伝えるために

かつて海藻は、各産地の特色を表すほどにその食文化が多様でした。

地方独特の食や慣習が色濃く出る海藻食は、気候風土とヒトの営みを表す「テロワール」と呼べるほどにその地域の特色を映し出します。

日本で食用とされる海藻は50種類以上あります。しかし、今日では片手で数えるほどの種類しか食されていません。

これは、海藻を十分に活かしきれておらず、時代とともに食卓に並ぶ料理が多様な食材に変わってきた結果によるものです。

世界的に見ても、日本の海藻食文化はユニークであり、生産技術や食の開発の両面において海藻食のイノベーターと言えます。

そして、世界に誇るべき海藻食文化を、独自の視点から新たな価値を創出し、日本や世界へ紡いでゆきたいという思いからSEASONは誕生しました。

きっかけは、食卓に並ぶ海藻

三陸出身のわたしは、東京からUターンした際に、必ずと言ってよいほど食卓に海藻料理が一品は出てきました。

ここ三陸は、ワカメや海苔、昆布などの食用海藻の養殖が盛んな地域であり、岩場に自生する海藻も時期が来れば、磯草の開口(カイコウ)と呼ばれ、地元の人たちがヒジキやフノリ、マツモと言った海藻を採りに出かけます。

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海の恵みを享受しながら、海藻食文化が継承されてきましたが、海洋環境の変化や担い手不足によって、徐々に収穫量が減少していることを知りました。

当たり前のように小さい頃から食べてきた海藻が貴重な食材へと変わってきていることに、危機感が募りました。

それと同時に、文化的・産業的な役割を持ち、かつ栄養面においても優れた海藻が気づかないうちに私たちの食卓から消えていくのは見過ごせない、とその思いが募っていきました。

海藻を、新たに。

どのようにすれば海藻食文化を拡げることができるのか。

まず、現代の食生活に調和する海藻食を提案してくことが必要不可欠です。食べて美味しいだけではなく、その存在が食卓や暮らしを少しでも豊かにするものにならなければ、文化として残っていくことは難しいと言えます。

そのためには、これまでの海藻イメージを刷新し、「なつかしい。けど、新しい食材」として、新たな海藻食シーンをつくり出すこと。そこからお客様の「美味しい、楽しい」が広がって、海藻に対する見方を変えていく必要があります。

そして、収穫量が不安定な地域海藻が安定的に供給できる仕組みをつくらなければ、サステナブルブランドとは言えません。先駆的な養殖技術を持つ地域で、革新的な生産システムをつくり、持続可能な生産と消費を実現させていくことが必要です。

美味しさの先にあるサステナブル

わたしたちは、まったく新しい養殖技術によって、天然の種苗に頼らず、持続的な再生産を実現させました*。

私たちの育てている海藻は、陸上養殖という年間を通じて安定的に海藻を収穫できる方法を採用し、天候に左右されることなく、作り手への負担も軽減した革新的な方法になります。それは100年先も海藻食文化を絶やすことなく紡いでいくための取り組みとなっています。

美味しさは当然でありながら、その美味しさの先にサステナブルであることを追究しています。

 

*北里大学海洋生命科学部との共同研究開発の成果に基づいております。 

 

「SEASON」に込めた思い

それはいつでも『旬』を味わえる美味しさを届け、少しでも豊かさを感じるための『味付け』を食卓に加えること

 

いつでも美味しさを保証するための『Season=旬』

海の海藻には、避けられない問題があります。それは海洋を漂うゴミや甲殻類など、様々な異物が付着してしまうことです。これを人の手で取り除くのは容易ではありません。
さらに、海中を漂う海藻は常に自然の変化にさらされているため、水温や水質の影響を大きく受けてしまいます。
私たちは陸上養殖施設を、まず小規模でスタートしました。
これによって気候に左右されず、一年を通じて『旬』のような美味しさでお届けすることが可能になりました。今後はさらに規模を拡大したマザープラントの建設を計画しています。
 

素材を活かし、食卓を豊かにする『Season=味つけ』

日本には数多くの海藻食文化が歴史に残されています。そして、今日では海を越えて海外でもサステナブルな食材として、海藻食が広がり始めているのです。

「Season=味つけ」とは、シーズニングと言われるように素材を味付けし、その良さを引き出すという意味です。

 世界に誇る海藻食文化をもつ日本で、これまでにない新たな価値を生み出し、料理を味付けして豊かな食体験をつくりだしていきます。

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記念すべき第一弾の商品として、三陸海藻バターをリリースしました。
三陸への思いがつまった、ブランドを代表するシグネチャーアイテムです。

定番の調味料とは違う、風味料。日常の中で少し気持ちを上げてくれる魔法の"風味"料は、友人や大切な人に食事をもてなすとき、これまでにない料理を試したいときの中で、豊かな食体験を楽しめます。

詳細は「What’s sanriku sea butter をご覧ください。