販売商品の賞味期限表示誤りについて

投稿者: AbeMasaki 日.

この度、みやぎココだけマルシェ2023~宮城の食と酒を再発見~の当該イベントにおいて当社が販売した「海藻バタースコーンラスク」の賞味期限表示に誤りがございました。

(誤)22.11.20 → (正)23.11.20

ご利用のお客様には多大なご心配とご迷惑をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。

直ちに健康被害が生じる事案ではございませんが、ご不明点等は以下のお問い合わせ先までご連絡ください。


【対象商品】
海藻バタースコーンラスク

【販売期間】
2023年11月10日~2023年11月11日販売分


【お問合せ窓口】

SEASON(シーズン)
担当:阿部

お電話:0226-36-2311 (平日09:00~17:00)
メール:season@season-s.com

続きを読む →

お待たせいたしました!三陸海藻バター(無発酵)発売再開です!!!

投稿者: YamaguchiKio 日.

いつもSEASONをご利用いただきまして誠にありがとうございます。

発売を一時停止しておりました【三陸海藻バター(無発酵)】の販売を再開致しましたのでお知らせいたします。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

続きを読む →

【お知らせ】三陸海藻バター(無発酵/有塩)在庫切れ

投稿者: YamaguchiKio 日.

誠に申し訳ございません。
ただいま『三陸海藻バター(無発酵/有塩)』の商品は在庫が品切れとなっております。
6月下旬に販売を再開いたします。
どうぞそれまでお待ち頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。

続きを読む →

海と大地の意外な関係~ 三陸海藻バターの開発背景~

投稿者: AbeMasaki 日.

海藻

 

日本人にとって「海藻」とは何か?

普段、何気なく口にしていながら、それについて考えることの少ない食材のひとつに海藻は上位にランクインするのではないでしょうか。

米や味噌、魚や肉を語る美食家はいたとしても、海藻について語る美食家たちはあまり聞いたことがありません。

一方で、海藻はミネラルやビタミン、食物繊維などが豊富で「体に良い」というイメージは世の中に広く浸透して、既知の事実となっているように思います。

これは、海藻が「美味しい食材」というよりも「体に良い食材」として受け入れられていることと言えそうです。たしかに、海藻は別名「海の野菜(Sea vegetable)」と呼ばれるほどに栄養価の高い食材でもあります。

かつての縄文時代には、すでに私たちの祖先は海藻を貴重な食料として摂取してきました。火を使って、鍋のように煮て食べていたかもしれませんし、そのまま生のまま食べていたとも考えられます。そのような食生活がわたしたちの身体にも刻み込まれて、私たち日本人は生の海藻を消化するための酵素を持つ腸内細菌と共生するまでに至りました。

その後、近代になっても、私たちは海藻を天然のものに限らず、その土地の風土に合わせた養殖技術を身に付けて、海苔や若布など、積極的に海藻を育て、旬を味わうという食文化を発展させてきました。

ワインの世界でよく使われる「テロワール」という言葉。

その土地の気候や土壌、そして手を掛ける人々の技術や文化によって、そのワインの持つ奥行きと深さを表現していますが、海藻においても同じことが言えるのではないでしょうか。

日本には食用海藻だけでも50種を超え、全国津々浦々に海藻の郷土料理がいくつも残されています。それは、単に栄養を摂取するという目的以外に、旬の美味しい食材に手を加えて、さらに美味しく頂くための知恵や工夫があり、豊かな食卓を彩る一品にまで昇華しています。

先ほどのワインをはじめ、チーズやコーヒーなどのように「美味しさ」を超えて、私たちの食生活を豊かにする食材のひとつに、実は古来より日本人と関りの深い「海藻」が存在していると思っています。

 

海と大地の意外な関係

大地と海

思わず海藻について、つれづれに書いてしまいましたが、(全く語り足りないのですけど)そろそろ本題の海藻バターに触れていこうと思います。

 そもそも海藻バターは、日本で生まれたフレーバーバターではありません。

今から30年以上前に、フランス・ブルターニュ地方のバターメーカー・ボルディエの経営者ジャン=イヴ・ボルディエ氏によって考案され、広く知られるようになりました。

 ブルターニュ地方は、フランス北西部に位置する半島エリアを指し、海に囲われた場所になります。漁業と農業が盛んで、その土地に根ざした一次産業が経済基盤となっているようです。そのような場所柄もあって、海藻とバターが出会うのも決して不自然な事ではなかったのかもしれません。

大雑把な話で恐縮ですが、欧州方面は海藻は食用というよりも家畜の飼料として使われてきた経緯があります。日本でも、鶏や牛の飼料のひとつに海藻を与えて、うま味成分が高まり、肉質が良くなるという理由で使われています。

そのように、昔から牛などの家畜と海藻はつながっていて、海と大地の関係は良質な食材を生むためのひとつの条件になっていたと考えられます。

そして、酪農も盛んなブルターニュ地方では、バターをそのまま使うのでは飽き足らず、新たに海藻を練り込むというアイデアにたどり着きました。

実際にボルディエの海藻バターに使われている海藻は、現地で採れた海藻(アオサ、ダルス等)を練り込んで作られています。主に魚介料理のソースとして利用され、複雑で独特の海藻の風味は他には無いフレーバーで根強いファンがいます。

酪農と海藻の関係は、すなわち大地と海の関係を表現することであり、その集大成が海藻バターとも言えるのではないでしょうか。

三陸海藻バターが生まれた背景

エッグベネディクト

SEASONの拠点である南三陸は、人口1万2千人ほどの小さな港町です。

2011年の震災の影響で、海側はほとんど波にさらわれ、復旧を終えた現在も、その多くが更地として残っています。

多くをさらっていった海ではありますが、一方で豊かな恵みを生み出す場所でもあります。特に養殖業が盛んで、若布やホタテ、牡蠣、ギンザケなど多くの水産資源を育むゆりかごのような存在でもあるのが、わたしたちの海です。そして、豊かな海を生み出しているひとつの要素に大地の存在も欠かせません。三陸の特徴として挙げられる「リアス海岸」は、入り組んだ湾が海側と陸側の両方の影響を受けやすいという性質を持っています。

外洋とつながっていながら、程よく閉鎖系の海域になっているため、山から運ばれる川や地下水が湾の水質にも影響を与えています。

そのように、海と大地がつながっている土地の特徴を持つ土地だからこそ、海藻バターをつくって、世に送り出そうと考えました。 そして、もうひとつの理由は、「海藻を、新たに。」という思いを体現するため。

海藻一人当たりの消費量は年々減少の一途、これは海藻に限らず、伝統食材と呼ばれるものは同じ憂き目になっていると思います。

伝統的な郷土料理は、実にその土地の気候や風土をうまく利用しながら、美味しく食べるための知恵が詰まっています。一方で、わたしたちの食生活そのものは豊富で多様な食が溢れています。コンビニエンスストアは、その最たるものですが、同じ品質の商品が「いつでも、どこでも」楽しめます。東北にいながら、ゴーヤチャンプルを楽しめますし、地球の裏側の未知のスイーツを楽しむこともできます。食のダイバシティ、アクセシビリティという観点で言えば、これほど豊かな時代はいまだかつて無かった事です。

決して現代の食事情を批判している訳ではなく、むしろローカルにも可能性があることを示唆しています。地域の伝統食が世界の反対側にも届く可能性を秘めている、海藻というニッチな食材が世界に広がるかもしれない…。

郷土料理の伝統食を尊重しながらも、現代にアレンジした食へと変化させていくこと。これは矛盾せずに共存し得ると思っています。

少し隣を見てみれば、茶や日本酒、出汁なども同様に伝統を踏襲しつつ、新しい食の体験やプロダクトを生み出し続けています。海藻も同様に、これまであまり知られていない新たな食体験のポテンシャルを持っています。

花の香りを持つ海藻

その一つの例をご紹介します。

海藻は、それぞれに異なるフレーバーを持っています。 

私たちは海藻の香りを嗅いだ時、「磯」や「海藻」、「海」の香りと認識しがちです。これは半分正解ですが、半分は間違っています。

というのも、海藻は磯の香り以外にも多様な香気成分を持っていて、あるものはゼラニウムのような花の香り、あるものは玉露のような茶葉の香りを持つものも存在します。

花?茶葉?と驚かれる人もいるでしょうが、ワインやコーヒーに柑橘やナッツの香りがあるように、海藻も多様な香気成分を実は持っているのです。

さらに、熱を加えることで香りが変わることも。

身近な例では、海苔は焙ることで香りが変わりますね。海苔を焙焼して生成される2,5-ジメチルピラジンは、アスパラガスや落花生に含まれる香り成分ですが海苔をはじめ、牛肉やカカオを加熱調理したときにも生成されます。この香りは、焼き海苔特有の風味に一役買っています。

このように「磯」の香りと一言で表していた海藻は、それを嗅ぎ比べることで単調な香りではなく、立体的であることに気づくのです。

わたしたちがつくる三陸海藻バターも、香りにこだわったバターであり、敢えて「風味料」と表現しています。

海藻の持つ豊かな香りを、味わってもらうために、海藻の種類はもちろん、ひと手間かけて焙焼させることで、さらに香りに奥行きを生み出しています。香料などは一切使わず、素材の香りを最大限に引き出すように計算したフレーバーバターに仕上げています。

発酵バター

三陸海藻バターは発酵タイプと無発酵タイプの2つ用意していますが、発酵タイプはジャージー牛のクリームを100%使用した特別なバターです。しかも、この時期に発売するものは、青草を食(は)んでいるため、色味が濃く、香りも強いのが特徴。さらに乳酸発酵させるため、ヨーグルトや白桃、かすかにチーズのような香りも持っており、それだけで楽しめるバターです。

ここに、海藻マツモと呼ばれる三陸海藻を異なる焙焼条件でブレンドして加えることで、海のような香りや茶葉のような香りなど、奥行きのあるフレーバーを作り出しています。

ぜひ、シンプルにそのままバゲットに載せて食べて頂きたい商品です。

 

SEASONが目指す場所

 海藻バターを使った料理

 わたしたちが世に出している商品は、まだ海藻バターだけです。

しかし、海藻の可能性を伝えるにはまだまだと言えます。というよりも、始まったばかりです。

「海藻を、新たに。」という考えのもと、海藻のポテンシャルを最大限に引き出したプロダクトを順次リリースしていきます。

そして、遠くない将来に、海藻の新しい食体験を伝えるストアもオープンする計画です(まだお伝え出来ないことばかりで歯がゆいですが)。

いくつもの食材がある中で、海藻と出会い、その可能性に魅せられ、これを伝えていくことを使命に皆様へ伝えていく努力をしていきます。

SEASON公式アカウントもぜひフォローお願いします!

  • LINE公式アカウント ※最新の商品やキャンペーン情報をお届け
  • Instagram       ※最新情報に加え、レシピ紹介もしています
  • Facebook      
  • Twitter       ※あまり表には出てこない裏話をつぶやくことも
続きを読む →

2022年初夏【SEASON 三陸海藻バター(発酵)】の販売のお知らせ

投稿者: YamaguchiKio 日.

日頃より【SEASON三陸海藻バター】をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

2022年初夏【SEASON 三陸海藻バター(発酵)】を2022年6月6日12時よりオンラインサイトにて販売となります。
今後も変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

販売日時:2022年6月6日(月)12時より
販売商品:三陸海藻バター 発酵タイプ(有塩)

続きを読む →
  • 1
  • 2
  • 3